今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
そして愛車に乗り込む。

何か美味しい物でも買って紅羽に届けようかな。

もう俺の頭の中は紅羽でいっぱいだ。

こりゃ病気だわ。

高速道路に出て車を走らせる。
天気も良くて最高だな。

隣に紅羽がいたらもっと最高なのに。

はぁー参った。

途中でサービスエリアに寄り、美味しそうなパンが売っていたのでそこで朝食を取る事にする。

窓際に座って外を見ながら食事をとっていれば、一台の黄色のアメリカ製の大型SUVがエリアに入ってきたのが目に止まる。

俺もあの車種なら黄色が好きだな、なんて思って見てれば中から白のタンクトップに、ダメージジーンズを履いて、ロングの髪を一つに結ったタトゥーだらけの兄ちゃんがサングラスをかけたまま出てきた。

いや、イカつ。

でもなんだかセンスいいな。
世界観がカッコイイ。

ついタトゥーが入ってる者としてはどんなのが入ってるのか近くで見たくなる。
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