今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
「そう言えば私、来月からフリーランスじゃなくなるの」

「また?」

「うん。Mattにいく」

「まじ? すげーじゃん。おめでと」

素直に褒めてくれる蒼翔が可愛い。
なんだかんだで優しいのよ私の弟は。

「ふふふ。ありがとう」

「Matt高くてなー。カッコいいけど」

「でも蒼翔も結構着てるでしょ」

「まぁ。パーティー用のスーツなんかはあれ着ておけば間違いないし。イカしてんもん」

ははは。
イカしてるってよ誠。

心の中で誠に伝える。

Mattのデザインを褒められて嬉しく感じた。
すっかり私の中で気持ちはMattの一員になってるのだと気づいた。

「Mattのデザイナー見た事ある?」

「ある。かなりカッケーよな。俺一回だけ付き合いでショー見に行った事あってさ。最後に出てきたデザイナー見てカッコ良すぎて痺れたわ」

「そうなの!?」
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