今夜だけのはずが極上の彼に愛されて


「あのさ、生活してて何か思ったことがあったらすぐに教えてね」

「俺の方こそ」

「誠は完璧すぎ」

「はは。そんな事ないよ。朝起きれないし、一人じゃもう寝れない。耳かきも紅羽にしてもらわないとダメだし」

料理も洗濯もちゃちゃっとこなしちゃうくせに。

掃除はハウスキーパーがしてくれるけど。

「俺、とっくに紅羽がいないとダメ人間だよ」

「好き」

私はギューっと抱きついた。
そんな私の頭を誠は優しく撫でる。

「可愛いな、紅羽ちゃんは」

すごく甘やかされてる気分だ。

こうして抱きつかないと分からないくらいの、鼻を僅かにくすぐる誠のスパイシーなフレグランスの香りがまた、私を余計にとろけさせる。

顔を上げて外の灯りが誠を妖艶に浮かび上がらせていて、綺麗な眉を指でなぞりすべすべの頰に触れ唇に指を這わせ下唇をめくる。

チラッと見えた口のピアスのキャッチに触れるとそのまま指を甘くかじられ舐めとられた。
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