今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
ホテルに戻りドサっと大きいソファに座る。

「はぁー楽しかった」

「紅羽、おいで」

隣に座った誠が膝の上をポンポンとする。

私は誠の膝の上に向かい合うように乗った。

「あのさ、さっそくなんだけどさ。日本に帰ったら俺の家で一緒に暮らさない?」

それは私も思ってた。

だって今だって週末どころか、平日もほとんど泊まりに行っていて自分の家のベッドで寝ることの方が少ない。

「よろしくお願いします」

ペコっと頭を下げる。

「やった、うれしい」

誠はニコっと笑ってギューっと力一杯私を抱きしめてチュっとキスを落とした。

誠は仕事中もほとんど私の作業部屋にいて、会議とか事務系の仕事をする時は自室に行く。

初めて出社した日もそうだった。
あの時は避けられてると勝手に思い込んでしまったけど…

これからは、同じ家から一緒に出て一緒に帰る。

まぁ今もほとんどそうだけど。
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