今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
「マット先生…。私、服が作りたい。もっともっと。麗ちゃんにたくさん作ってあげたいの。本当は服の事だけ考えてたい…」

やっぱり。

「うん。君ならそう言うと思ったよ。ご両親には?」

藤崎結は首を横に振る。

「たぶん両親は反対しない。でも私が…麗ちゃんといたいの」

すごい妹好きだな。

「藤崎さん。妹さん、きっとお姉さんがデザイナーになって世界に羽ばたいたら大喜びするぞ」

するとガバっと顔を上げる。

「本当に!? 私の服、着てくれる!? 喜んでくれるかな!?」

「藤崎さんの服ならきっと、妹さんだけじゃなくて世界中の人が着てくれるよ」

それは間違いない。
俺にはわかる。

「わかりました! 私デザイナーになります! 世界で通用するデザイナーになります!」

おお。
よく言った。

「頑張ろう。僕も手伝うから」

「ありがとうございます、先生!」
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