今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
「それじゃ、また後で。楽しんでって」

そう言われて私は指定された席へとつく。
ちょうど誠に背を向ける位置だ。

よりによってこんなに背中の開いたドレスを着てきてしまった。

見られてるのかもしれないと思うだけで、背中がむず痒い。

楽しんでって?
そういえばそんな事を言われたな。

誠は主催者側の人間なのだろうか。

チラッと後ろを振り向けば彼は既にいなかった。

そして間も無く会場が暗転してランウェイにスポットが当たる。

会場の至る所からレーザーの照明が放たれ、これから現れるだろうモデルを待ちうけているようだ。

私の意識はもうランウェイに向いている。

そして外国人モデルが次々に現れた。

うわ。
カッコイイ。

私に依頼した様なデザイン画からこうしてパターン化されて服が出来上がったんだよね。





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