今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
しかもそれを見ていた周りの人が、指を指された私をジロジロ見出した。
あかん!!
ギロっと誠を睨むと、誠はフッと笑って見せた。
会場からは悲鳴が上がる。
あかーん!!!
結局逃げる事も出来ずにそのままアフターパーティーに参加する私。
ど、どどどどうしよう!?
久しぶりにテンパる。
こ、これはお酒に頼るしかないのでは…
そして勢いよくお酒を飲んでしまう。
アフターパーティーの会場では立食形式で食事やお酒が振る舞われ、大きなモニターには今日のショーの映像が流されていた。
少し離れたところに誠を見つけると、彼は他のデザイナー達と挨拶を交わしているようだった。
皆んな知っている人は知っていたのね。
「紅羽?」
その時男性の声がして振り向けばそこには元彼の直人と雪ちゃんがドレスアップして参加していた。
久しぶりに見た雪ちゃんはなんだか元気がない様に見える。
「二人とも来てたんだね」
「ああ。たまたま知り合いにチケットを譲ってもらったんだ」
そういう事ね。