今夜だけのはずが極上の彼に愛されて
いくつものドアを通り過ぎて一番突き当たりの部屋のドアを開ける誠。

ここが誠の寝室…

中に入ると月明かりが大きなベッドを照らしていた。

まるで持ち主を待っていたかのように静かに佇み、これから先の行為を想像して鼓動が速まる。

ベッドの横で向かい合わせになるとジッと見下ろされる。

その瞳は妖艶に揺らめき吸い込まれてしまいそうなくらい綺麗だ。

「このドレスを着こなす女性がいたなんてな」

そう言ってスルっと裾のフリンジに触れられる。

「似合ってるよ凄く」

前髪を掻き上げられ顎に手が回るとクイっと上に持ち上げられた。

そして優しいキスがひとつ落とされた。

「このドレス…脱がせるところまで考えてなかったな」

そう言うとそっと首についたドレスと揃いのチョーカーを外される。


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