君との恋は面倒すぎる
 月日が経って、修学旅行の事を決める時期になってきた。

 現在、私は紗月とは全く違うタイプの女子と一緒に居た。
 名前は島崎《しまざき》 茉莉《まり》ちゃん

 最近は、彼女と過ごす時間が増え、蒼空くんとお弁当一緒に食べられなくなり、お弁当だけ渡す生活が続いていた。

 というのも私が蒼空くんの方に行くと茉莉ちゃんが一人になっちゃうから、ちょっと寂しい気持ちもあるけど、茉莉ちゃんを一人にはしたくない。

 蒼空くんもそんな私の気持ちを汲んでくれている。

 そんな茉莉ちゃんと昼休みを共に過ごしていると、ふわふわとした笑みをこちらに向けて話し掛けてくる茉莉ちゃん。


「日和ちゃん、修学旅行部屋とか一緒になろうね」

「あ、うん。もちろん」


 茉莉ちゃんは男子が苦手だ。
 ふわふわした感じで女の子らしい子。
 目大きくてお人形さんみたいに可愛らしい。

 元々、私達はクラス替えで仲のいい友人と離れてしまい、体育のペア組で一緒に組んだことで仲良くなった。

 それで男子が苦手だとか、そういう情報を知った。
 何で苦手になったか、まではあまり触れてはいけない部分かと思い、聞いていない。
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