君との恋は面倒すぎる
「高校卒業するまではしない、そういうこと。何かあったら責任取れないから。君にも君の両親にも不誠実な事する奴でいたくない。」


私の不安を解くように嫌がってる訳では無いというのを伝えてくれている。

そうだった、こういう人だった蒼空くん。

私が軽率な考えしてたことを思い知って反省する。


「そうだよね、うん。ごめん、忘れて!」


少し恥ずかしい、こんなこと迫るような形になって。


「…俺が18になって何かあっても君を受け入れられるようになってから。それまで待ってて」


耳元でそんな風に囁いて私の頭をポンポンと撫でる。

18って…、何かあっても受け入れられるって…!

結婚を連想させるような言葉に顔が熱くなった。

本当さらっとそういうこと言うのずるい!
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