Dearest 1st 〜Dream〜
「はーい!!」
───ガチャッ!
おっ……?
開いた扉から顔を覗かせたのは、彩にそっくりの母親だった。
っていうか、若っ!!
一瞬、彩本人かと思って焦ったし…
「こんばんは、夜分にすみません。」
気を取り直し、俺は何とか心を落ち着かせながら笑顔を保つ。
すると、
「──…あらっ!!まぁっ…やだっ…」
彩の母親は俺を見ると、照れながらはにかんだ。
それにつられて俺も笑う。
──…可愛い。
……彩に、そっくりだ。
優しい雰囲気、
俯きながら照れる笑顔。
見ていると彩と重なる。
「……あの、すみません。
彩さんいらっしゃいますか?
知り合いなんですが─…」
俺が笑いかけながら言うと、彩の母親はパッと顔を上げ……
「あぁ、彩ですね!!
今呼んで来ますねっ♪」
「あっあの!!
俺、朝岡──…」
……と言う者なんですが……。
そう言う暇もなく、
彩の母親は彩を呼びに、
元気良く階段を駆け上がって行ってしまった。