高貴な財閥夫婦の秘密
案の定――――知嗣と那留が美奈を連れ、瀬戸川邸に乗り込んだ。
「お待ちしておりました」
全て見透かされていたように、長島が丁寧に頭を下げる。
「「梨良は!?」」
「お嬢様は、高熱が出て今は病院です」
「「「え!?」」」
「トモ、病院行こう!」
「あぁ!」
「その前に!!」
「「え?」」
「こちらへ」
外に出ようとする知嗣と那留に、長島が言い放った。
そして三人は、応接間に向かった。
梨良の父親が待っていた。
「そこ、座れ」
父親に言われ、三人は並んでソファに座った。
「長島から聞いたろ?
梨良が高熱を出して病院にいる。
俺は一刻も早く、病院に行きたい。
だから、簡潔に聞く。
―――――那留。
なんで、避妊しなかった?」
「………は?避妊?」
那留が、訳が分からないというふうな顔をする。
その顔を見て、父親と長島はため息をついた。
「…………やっぱり、お前は“知らないんだな”」
「え?
避妊って……
ま、まさか!!?」
「美奈!!」
「ご、ごめんなさい…!!」
「わかるよな?
那留、知嗣」
「え……」
「“これが”梨良を実家に戻した理由だ。
これからは、那留にはここに越して俺と同居。
あの不倫シェアハウスは売却だ」
「不倫シェアハウスって……」
「旦那様は、全てご存知ですよ」
長島が見据え言う。
「言っておくが。
“お前等の方が”自爆したんだからな?
これからは、俺の指示に従ってもらう」
そう言って立ち上がり「俺は梨良の所へ行く」と言って、父親は応接間を出ていった。
「………」
「………」
「………」
取り残されたような知嗣、那留、美奈。
「…………美奈、なんで……!?」
那留が美奈に言った。
「ごめんなさい…!!」
「言ったよな?
“全部、壊れる”って」
「ごめんなさい!!」
知嗣も、ただ…美奈に冷たい視線を送っていた。
「…………どうしてですか?」
そんな三人に、長島がポツリと問いかけた。
「お待ちしておりました」
全て見透かされていたように、長島が丁寧に頭を下げる。
「「梨良は!?」」
「お嬢様は、高熱が出て今は病院です」
「「「え!?」」」
「トモ、病院行こう!」
「あぁ!」
「その前に!!」
「「え?」」
「こちらへ」
外に出ようとする知嗣と那留に、長島が言い放った。
そして三人は、応接間に向かった。
梨良の父親が待っていた。
「そこ、座れ」
父親に言われ、三人は並んでソファに座った。
「長島から聞いたろ?
梨良が高熱を出して病院にいる。
俺は一刻も早く、病院に行きたい。
だから、簡潔に聞く。
―――――那留。
なんで、避妊しなかった?」
「………は?避妊?」
那留が、訳が分からないというふうな顔をする。
その顔を見て、父親と長島はため息をついた。
「…………やっぱり、お前は“知らないんだな”」
「え?
避妊って……
ま、まさか!!?」
「美奈!!」
「ご、ごめんなさい…!!」
「わかるよな?
那留、知嗣」
「え……」
「“これが”梨良を実家に戻した理由だ。
これからは、那留にはここに越して俺と同居。
あの不倫シェアハウスは売却だ」
「不倫シェアハウスって……」
「旦那様は、全てご存知ですよ」
長島が見据え言う。
「言っておくが。
“お前等の方が”自爆したんだからな?
これからは、俺の指示に従ってもらう」
そう言って立ち上がり「俺は梨良の所へ行く」と言って、父親は応接間を出ていった。
「………」
「………」
「………」
取り残されたような知嗣、那留、美奈。
「…………美奈、なんで……!?」
那留が美奈に言った。
「ごめんなさい…!!」
「言ったよな?
“全部、壊れる”って」
「ごめんなさい!!」
知嗣も、ただ…美奈に冷たい視線を送っていた。
「…………どうしてですか?」
そんな三人に、長島がポツリと問いかけた。