BL短編集

やっていいことと、イケナイコト

俺の幼なじみの翔には、彼女がいる。


2つ上で、大学生。



俺、健の初恋の人は、そんな翔だった。


別にどうこうしたいわけでもない。
彼女もいるんだし、しょうがない。


…はずだった。


中学になりそういう漫画にも興味を持ち始め、自分はゲイなのかと思った。


確証はなかったけれど、おそらくそのあたりから翔は今の彼女と付き合った。


高校に入ってもその汚らわしい欲はおさまらなかった。



自分でそれを満たすことだってした。

だけどそれじゃ足りなかった。

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