BL短編集


でもさすがに気になって出ていくと、そこには倒れている教授がいた。



さっき俺は中庭に、次の講義につかう医療バッグを置いてきた。



それがないと何も始まらない。



急いでとりに戻り、伶の隣にかがみこんだ。



本来ならこういうときは医学部の教授を呼ぶことになっている。



ただこの人以外は講義中。



救急隊を待つ間は自分たちだけで処置をすることにした。

< 31 / 184 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop