The previous night of the world revolution3〜L.D.〜
…翌朝。

俺は仮眠を取った後、地下の監禁室に足を運んだ。

そこに、ルニキスが収監されているのだ。

部下を連れず、俺は一人でそこに向かった。

ルニキスは小さな監禁室の中で、ぼんやりと座っていた。

俺の姿に気づくと、こう言った。

「…てっきり拷問室に連れていかれると思ったんだがな」

「…俺もそのつもりだったさ」

ルレイアが殺すな、と言わなければな。

ルレイアのその一言だけで生かされてるんだ。この男は。

「ルレイア・ティシェリーは?」

「…ここにはいない。話したいことがあるなら、俺に話せ」

「…成程。ではお前がルルシー・エンタルーシア…。…ルレイア・ティシェリーの情夫か」

「じょっ…。は…!?」

情夫?誰が?誰の?

「違うのか?裏社会で知らない者はいないぞ。あのルレイア・ティシェリーが唯一敵わない男だと」

「…!?」

…一体どういう伝わり方をして、そんなことになってるのか。

「ルレイアを力で屈服させ、首輪をつけて無理矢理手込めにしたという噂も…」

「…根も葉もない言い掛かりだ、それは」

「そうなのか?」

「…そうだ」

誰が、ルレイアを屈服させて手込めにしたって?

俺がそんなこと出来るとでも?逆なら有り得るが。

裏社会にそんな噂が流れてるなんて。流したのは誰だ。

今度、アイズに頼んで真実を裏社会にリークしてもらおう。

確かにルレイアを制御出来るのは俺だけだけども、制御出来るとはいえ、死ぬほど振り回されながらかろうじて制御してるんだからな?

あいつに首輪をつけて屈服させられる人間がいるなら、紹介してくれ。

…まぁ、そんなことは今は良い。

「それより…お前のことを話せ。まだ大事な話を聞いてない」

「…俺のこと、だと?」

「しらばっくれるな。ルレイアを暗殺しようとしたのは何故だ」

「暗殺…か」

俺は牢屋の鉄格子に詰め寄った。

はっきりした答えを得られないようなら…少々荒っぽい手段を使うことも辞さない覚悟だった。
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