The previous night of the world revolution3〜L.D.〜

では、次だ。

「今日は水着のカタログがあるんですよ。どうです？今度は嫁に、可愛い水着をプレゼントしては」

「えっ…水着ですか」

ルヴィアが食いついた。

そう来ると思っていたぞ。本当良い反応してくれて嬉しい。

「良いですよ～？水着は。浴衣より露出が多くてエロいですし…。水もしたたる良い女、って言うでしょ？」

「確かに…」

「こら、ルレイア。言葉の使い方間違ってるだろ。俺の部下を洗脳するな！」

「まぁまぁルルシー。仲良しのクランチェスカ夫妻が羨ましいからって、嫉妬は良くないですよ。あなたにはちゃんと俺がいるんですから、一緒に水着選びましょう？」

「ちがっ…そういう意味じゃねぇっての！」

「ルレイアさん、このカタログ…」

「どうぞ、二部持ってるので一つプレゼントしますよ」

「ありがとうございます！」

ルヴィアはほくほくと水着のカタログを抱き締めた。

ふふ、洗脳完了。

水着人口、どんどん増やそうぜ。

「お前、ルレイア…。何考えてる」

るんるんとスキップしながらカタログを抱き締めて帰っていくルヴィアを見送り。

ルルシーは、恨みがましそうな目で俺を睨んだ。

いやん。そんな目で見ないで。濡れちゃう。

「何って、ルルシー…。花火大会も終わったんですから、次はプールですよ」

「プール…だと…？」

「プールには水着が必要。だからこうして、皆で水着を選んでるんです。ルルシーも選びましょう？」

「…」

やっぱり、浴衣と水着、両方着ないと夏じゃないよな。

浴衣は着たので、次は水着。

「…ルレイアと、プール行かなきゃならないのか？」

「えぇ」

「…普通に嫌だな…」

ちょっと。何それ。

すっごく傷ついたんですけど？

「何でそんなこと言うんですか、ルルシー」

俺のこと、そんなに嫌いですか。

「だって…。ルレイアが水着って…。フェロモンテロが半端ないじゃん…」

何だと？