Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「悪阻も重めだし妊娠中はいいかな。でもドレスは着てみたいから、出産が終わって落ち着いたら考えようかな」
「分かった」
2人でベッドに横になり、湊がまだ膨らみのない腹を撫でながら頷いた。
「それも含めてそろそろ大学の奴らにも報告しないとな」
「あ…」
いつかは伝えようと話していたけれど、いざ湊の口から言われ咄嗟に浮かんだのは咲苗の顔だった。
先んじて絵麻には婚約と妊娠の事は伝えていた。
諸手を挙げて喜んでくれたが、だからこそ咲苗の事は言えなかった。
咲苗は彼女にとってもまた友人だったから。
「俺から報告していいか?」
婚約も妊娠も、グループに報告する事に何もおかしいところはない。
寧ろ報告しない方がおかしい。
けれど咲苗の事が気掛かりですぐに頷くことが出来なかった。