Re:Love〜7年越しに愛されて〜
日菜子は怒りのままに元彼をブロックし、連絡先も削除した。
そしてその勢いのままに目に入ってきた名前のトーク画面を開き文字を打ち込む。
[体調も落ち着いてきたから、1番近い日程だと今週末なら私は大丈夫だよ]
誰でもいいからこのどうしようもない悔しさと悲しさを鎮めて欲しかった。
利用するようで本当に申し訳ないが、今はそれだけ余裕が無かった。
スマホを両手で握りしめて懺悔するように額に当てていると、通知を知らせる音が聞こえた。
画面を見ると目に入ってきた名前に思わず涙腺が緩む。
[じゃあ土曜の夜19時。場所はこっちで決めていいか?]
湊の優しい言葉に胸がじんわりと温かくなった。
[ありがとう。よろしくお願いします]
直ぐに返事を返してスマホは裏返してテーブルに置いた。
二度と元彼から連絡は来ることはないだろうけど、それでも目にしてしまえば先程の会話を思い出して胸が痛くなるので極力触らないようにした。
そうして放置し過ぎた結果、翌日寝坊して慌てて会社に出たせいでそのまま置き忘れてしまった事に気付いたのは昼休みになってからだった。