Re:Love〜7年越しに愛されて〜
結果的にそれは正解だったと思う。
日菜子も社会人になって直ぐの頃は仕事についていくのに必死で自分の事で精一杯になっていたし、湊も国家試験や研修医の期間もあってそれどころではなかっただろう。
友人として偶に顔を合わせる程度の距離感が一番最適だった。
おかげでこうしてまた再会しても気まずさを感じる事なく話が出来たから。
けれど分からなかった。
湊の言った下心とは、一体どれほどの事をいうのかが。
けれどきっと、例えそれがただのひとときの気紛れだとしても応じていただろう。
それだけ今は、寂しくてたまらなかったから。