Re:Love〜7年越しに愛されて〜
「確かにお姉ちゃんって警戒心の鬼だよね」
後輩に怖いと言われた翌日の夜、日菜子は妹の那月と焼肉へと赴いていた。
発端は井原との別れを母に告げ、哀れに思った母が誕生日も兼ねて元気が出るものでも食べろとお金を送ってくれた事で、ちょうど妹からもお祝いに欲しいものはあるかといった連絡を受け取っていたので諸々の相談も兼ねて焼肉へ誘った。
そんな時に那月が放った台詞がコレである。
「そのくせ一度信用しちゃうと驚くほどにチョロい」
「チョロいってあんた…」
「あれだけ大っぴらに疑わすような事されておいてそれでも聞けなかったんでしょ?それをチョロいと言わずして何と言う」
それを指摘されるとぐうの音も出ず、日菜子は気まずそうにジンジャーエールに口をつけた。
「それで、少しは吹っ切れた?」
「吹っ切れたというか、そうならざるを得なかったというか…」
「何それ」
怪訝な顔をする那月に日菜子はひと通りの話をした。