Re:Love〜7年越しに愛されて〜
頭の痛みで目が覚め、くらくらする視界が目に入った瞬間これは熱があると直感した。
体温を測れば38.5度で、どおりで身体が重たい訳だと他人事のように回らない頭で思った。
ひとまず常備していた解熱剤を飲んで会社に有給申請をし、少し眠って37度代まで下がり動けるようになったところで近くのかかりつけの病院へ赴いた。
昔から季節の変わり目に体調を崩しやすく、社会人になってもその体質はあまり変化はなかったので自宅からほどほどの距離にあるそのクリニックには随分とお世話になっていた。
またそこの先生が常ににこにこと優しい笑顔を浮かべているおじいちゃん先生なのも通う理由のひとつだ。
孫に話しかけるように「辛かったねえ、一人で大変だねえ」と穏やかに話かけてくれる言葉が弱った心と体に染み渡っていつも嬉しかった。
だから今日もいつものように受付を済ませ、待合室で名前を呼ばれるまで静かに待っていた。