Re:Love〜7年越しに愛されて〜




「ちょっと熱入り過ぎたか?」
「ううん、同じこと思ってたから面白くて。原作読んだんだ」
「話題になってんの知って気になってたからな」
「そっか。湊くんって気になったものはとりあえず手を出してみるタイプだったもんね」


そう言えば、湊は少し複雑そうな面持ちをした。


「それは趣味の範囲だけだならな。女は違うぞ」
「あ、ごめん。そういう意味じゃなかったんだけど」


そこまで言ったところでふと気付いた。

簡単に手を出すものの中に異性は含まれない。
ということは、今こうして湊からアプローチをかけられているのは、彼にとって真剣な気持ちだという事にならないか。

そう思うとじわじわと温かいものが胸に広がっていく。

何気ない一言ですらこうして翻弄してくる所、本当にズルい。


「時間潰しに入ったけど、日菜はどこか行きたいとこあるか?」


周りを見渡しながら湊がそう声をかけてくる。

時間潰しと言い切る限り、彼は特に見たいものはないのだろう。


「それなら雑貨屋さんに行っていい?長く使ってたからか、最近になって食器を幾つかダメにしちゃって」
「ん、分かった」



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