Re:Love〜7年越しに愛されて〜



「私、井原さんの事は知りませんけど双葉さんの事は知ってます。だから尚更許せないというか、正直スカッとしてます」
「……」
「私物覚え悪くて、入社した頃何度聞いてもシステムの使い方覚えられなくて困ってた時、双葉さんが自分用のお手製の説明書をくれてめっちゃ助かったんです。覚えてますか?」
「そんな事もあったね…」
「忙しくてピリピリしてる人も多いのに、双葉さんはいつ話しかけても同じ態度で接してくれて。あ、そのせいで何度も手を止めさせちゃってすみません」
「そんな事ないよ。一生懸命だなって寧ろ嬉しかった」


だから今もこうして、彼女に仕事をお願いしに来ているのだ。

確かに時間はかかるけれど、いつも仕事が丁寧で正確だから。

日菜子がそう言うと彼女は照れたように笑う。


「だから私、双葉さんの迷惑になるような事はしません。恩人ですから!」
「はは、ありがとう」


以前後輩から苦手だと言われて少なからずショックだったけれど、こうして親しみを持ってくれる子もいると思えば救われた。




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