幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!
……っ、まずい、このままだと癒亜に嫌われる……

そう思った俺は

「ご、ごめん……」

嫌われたくない一心で謝った。そして

「そうだよ。癒亜は俺の幼なじみ。幼なじみがいんの。俺には」

俺は少しぶっきらぼうに言ってしまった

「ん。いい子」

癒亜は気にしてないと言わんばかりにそう言ってくれた。それに喜んでいると

「癒亜は猛獣使いみたいだな」

と、慧が言ってきた

……は?慧が女のことを名前で呼んでる?いつも女とは話してねーのに。どうしたんだ?

若干引きながら癒亜に話しかけた

「癒亜、荷物整理手伝おうか?」

俺がそういうと慧が、

「ダメだ。那雪には話さないといけないことがある」

と、言ってきた

チッ……結局癒亜と話せるチャンスだったのに……!

そういう思いも込めて「チッ」と舌打ちをした。すると癒亜が、

「私のことはいいから、慧先輩の話聞いてきな?」

と諭してきた
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