幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!
「俺たちが行った時、里水の奴ら顔が真っ青になって震えてました」

俺は里水のことを包み隠さず、全て伝えた

「……癒亜が何か言ったのか?」

「それが、分からないんです。ただ、癒亜は喧嘩ができるということしか……」

「……そうか。わかった。引き続き護衛頼んだぞ」

そう言ってすぐに電話を切った那雪さん。

電話初めてしたけど、切るの早……と思いながらスマホをベッドへ投げた

はあ……癒亜と那雪さん、どんな関係なんだ?

それが昨日からずっと謎だった

那雪さんは女嫌いなのに……もしかして幼なじみとか?いや、でもそんな話聞いた事ないし……

そんなことを考えても無駄だろうし、2人がどんな関係だろうと俺には関係ないか、と思い、考えるのをやめた

明日からも癒亜の護衛頑張るか〜、那雪さんとの関係とか何者なのかとか知れそうだし。

そう思いながら俺はひとり口角を上げていた
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