幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!
たしかに、涼夜の意見はごもっともだと思った。だけど、

「でもさ、人間が嫌いって言った時、すぐ人間は裏切るって言ったじゃん?その時の癒亜の瞳、苦しそうな、悲しそうな瞳してたのが引っかかるんだよね」

「あ〜、たしかにそんな瞳してたな。俺の予想だけど、多分感情ないのと過去、関係あるんじゃねーの?」

……たしかに

「その話、那雪さんにしとく?」

「絡まれたやつだけでいいんじゃねーの?」

「おっけ」

そんな話しをして、俺たちは別れた。そして俺は那雪さんに電話をした

「もしもし、結翔です」

「どうした」

相変わらず冷たいな。それが那雪さんなんだけど。

「癒亜が里水の奴らに絡まれてました。すぐに俺と涼夜も行ったんですけど……」

「けど、なんだ」
< 48 / 66 >

この作品をシェア

pagetop