幼なじみは過去と能力持ち少女を溺愛中!
……なにがあっても味方、か。
――本当にそうなのかな。そう言って裏切る人とか普通にいるし。那雪くんのことを信じてない訳じゃないけど、どうしても疑っちゃうな

過去の事が原因とはいえ、疑うのは那雪くんにとても失礼だ。

「……冷えてきたし、そろそろ帰ろう」

「そうだね」

そう言って寮に帰った。そして、別れ際に

「癒亜。こんな事言っても困らせるし、ウザイかもだけど、俺は……また癒亜の笑顔が見たいって思ってるし、癒亜の過去に何があろうが俺は絶対嫌いにならないよ。例え癒亜が――人を殺していたとしても。」

「……っ!」

「俺は、癒亜が無意味に人を殺すなんてことはしないって知ってるし、そう信じてる。だから、もし殺してたとしても、それは癒亜の意思でした事じゃないと思ってるよ。」

「あ……」

全てを知っているかの様に話す那雪くん。私のことを信じてるのは本当で、疑うなんてことはしないんだ。

「……って、ごめんね。勝手にこんな事言って」
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