おれは“祓えない退魔師”
第十一話
「今日はこれまでじゃ。午後は校庭に集合。解散!」
先生が音もなく姿を消し、俺はまただらしなく畳に寝転がる。周りも、だるそうに声をあげながら姿勢を崩していた。
「しんど~~~」
ただ黙って座っているだけのことがこれほどつかれるとは。今日ほど、早く時間が過ぎろと願ったことはない。
「おつかれさま~」
「祐くん、めっちゃ叩かれとったな~」
俺と同じく疲れきってふにゃふにゃしている伊都と、全く疲れている感じがしない東間が、顔をのぞきこんできた。
俺は勢いよく身体を起こし、天井に向かって伸びをする。
「叩かれたはずなんだけど、あんま痛くなかったんだよな」
「先生の叩き方がうまいんとちゃうか?」
「叩くのにうまいとか下手とかあんのかよ」
俺たちが話している隣で、伊都がふらふらしている。立っているのも辛いらしい。東間が伊都を背負い、連れだって畳の部屋を出た。そこへ、すっと銀髪が通り過ぎた。
「士稀くんも一緒に部屋もどろうや」
「俺は寄るところがある」
「トイレか? ほんなら、後で食堂で会おう。一緒にお昼食べよな~」
東間の誘いに返事をせず、さっさと行ってしまった。
「来ると思う?」
「来ねぇだろ」
東間が突然あっ、と叫んだので、びくっと身体が揺れた。
「なんかデジャブやと思たら、入学式の時と一緒の流れやったな」
「あ……、確かに」
先生が音もなく姿を消し、俺はまただらしなく畳に寝転がる。周りも、だるそうに声をあげながら姿勢を崩していた。
「しんど~~~」
ただ黙って座っているだけのことがこれほどつかれるとは。今日ほど、早く時間が過ぎろと願ったことはない。
「おつかれさま~」
「祐くん、めっちゃ叩かれとったな~」
俺と同じく疲れきってふにゃふにゃしている伊都と、全く疲れている感じがしない東間が、顔をのぞきこんできた。
俺は勢いよく身体を起こし、天井に向かって伸びをする。
「叩かれたはずなんだけど、あんま痛くなかったんだよな」
「先生の叩き方がうまいんとちゃうか?」
「叩くのにうまいとか下手とかあんのかよ」
俺たちが話している隣で、伊都がふらふらしている。立っているのも辛いらしい。東間が伊都を背負い、連れだって畳の部屋を出た。そこへ、すっと銀髪が通り過ぎた。
「士稀くんも一緒に部屋もどろうや」
「俺は寄るところがある」
「トイレか? ほんなら、後で食堂で会おう。一緒にお昼食べよな~」
東間の誘いに返事をせず、さっさと行ってしまった。
「来ると思う?」
「来ねぇだろ」
東間が突然あっ、と叫んだので、びくっと身体が揺れた。
「なんかデジャブやと思たら、入学式の時と一緒の流れやったな」
「あ……、確かに」