Devilの教え
「アスマ! 違う! あたしの“元”彼!」

 慌てて小声で喚いたら、アスマは「モトカレ?」って呟いた後、「ああ! あれか! 呪い殺そうとした相手か!」と何故か楽しそうな声を出した。


「呪いじゃないってば!」

「ありゃすげえ呪いだ。あれ食って以来どうも体調が悪い」

「そんな訳ないじゃん!」

「体から焦げた匂いがする」

「嘘だもん!」

「嘘じゃねえって。()いでみるか?」

「え!? 何!? 何でジーパンのファスナーに手え置いてんの!?」

「ちょっと嗅いでみろって」

「やだやだやだ! やめて! 変態! 逮捕されるよ!?」

「いいから嗅いでみろって」

「全然よくない! 何であたしがこんなトコで――」

「どうも」
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