【おまけ追加】塩対応の汐宮先生は新人医局秘書にだけ甘くとける
「……体、大丈夫か?」
「え……」
「初めてだったんだな……」
「だ、大丈夫です! ……優しくしてくださったので…………え? あの、ちょっと」

 片肘をついて上半身を起き上がらせたエイシンさんが、私のおでこにキスをする。
 頬や耳にも、キスの雨を降らせる。

「ひゃっ、それダメっ……」

 耳たぶを食むように口に含まれると、ゾクッと背筋が震え、さっきまでこの人を受け入れていたところがまた疼きだす。
 
「耳が弱いのか?」
「……っ! し、知らないっ……」
「そうか。初めてだから知らないよな」

 そう言って耳の孔を、舌先でグルンと舐められると、体の力が抜けて熱い吐息が漏れてしまう。

「はぁん……やっ……だめぇ」
「レン……」

 耳元を攻めているエイシンさんを止めようと、思わず両手で顔を挟んでしまった。
 するとエイシンさんの顔が私の目の前に。

 再び唇を塞がれ、喉の奥まで深く舌を差入れられる。最初の時とはちがう、遠慮のないキス。
 ううん、これは執着心を感じるような、そんなキスだ。ザラついた舌が口内を隈なく探られる。

「んふぅ……ふぁ……」

 キスが気持ちいい。
 ちょっと苦しいけど、もっともっと混ざりあいたくなる。

 少しだけ勇気を出して私から舌を伸ばしてみた。
 すると待っていたかのように舌先を甘噛みされる。
 キュッと吸われると下腹部に熱がこもる。

「んっ、ンンッ」
 
 キスをしながらも、やわやわと胸の頂きを避けながら揉む手は休むことがない。
 
「あん……んんっ」
「ここに触れたのも、俺が初めてか?」
「え……」
「言えよ。どうなんだ?」
 
 耳元で囁くように言いながらも、双方を揉む手は止まらない。
 
「は、初めて……」
「……ここも?」

 触れて欲しくて仕方なかった頂きを、親指で捏ねるように弄られると、カラダがビクンと跳ね上がり、下腹部がジンと疼く。
 
「あぁんっ……!」
「どうなんだ?」
「初めてに……きまってる……んっ」
「そうか……」

 さっきの交わりが、初体験だったのはエイシンさんが一番わかっているはずなのに、どうしてそんなことを聞くのだろう。

 ニヤッと笑ったエイシンさんは、少し満足したように、チュッと軽く口付けし、頭を私の胸元に移動させ、執拗に舌で突起している頂きを攻め始めた。
< 31 / 182 >

この作品をシェア

pagetop