【おまけ追加】塩対応の汐宮先生は新人医局秘書にだけ甘くとける
「司馬は左耳の下をたどった首に小さなほくろがあります。生馬は逆で右の首にほくろが」
「外見の特徴は今のところそれだけなんです。ただねぇ、今の時期だからこの見分け方が通用するんですけど、冬になるとタートルネックやマフラーで隠れてしまうんですよ」
確かにほくろがあるな。じゃあ、冬になったらやっぱり見分けがつかなくなるのか。周りの人は大変だな。
「実際は性格が全く違うので、周りもなんとなくわかるんですよ。司馬は活発で外交的な性格。生馬は穏やかでちょっと人見知りをしますね。でも汐宮先生にはなんだか最初から懐いているみたいだ」
そう言われたら、嬉しいものだ。これが女の双子だったら手に余ったかもしれないが、男の双子ということが気安く思えた。俺自身も男兄弟だからな。
「……サッカー、好きなのか?」
パジャマの柄がサッカーボールだったので、聞いてみた。
「うん! サッカー習ってるんだ」
「おれはキーパーだよ!」
「俺も高校時代はサッカー部でキーパーをしていた。今度パス練するか?」
「する!」
「する!」
「じゃあ大きい公園に連れて行ってやろう」
父親が練習に付き合えないだろうから、たまに相手をしてやる大人が必要だろう。
そう思って双子と約束をしたのだが、その後ろから叶恋の両親がニヤニヤと見ていたことに俺は気づいていなかった。
「外見の特徴は今のところそれだけなんです。ただねぇ、今の時期だからこの見分け方が通用するんですけど、冬になるとタートルネックやマフラーで隠れてしまうんですよ」
確かにほくろがあるな。じゃあ、冬になったらやっぱり見分けがつかなくなるのか。周りの人は大変だな。
「実際は性格が全く違うので、周りもなんとなくわかるんですよ。司馬は活発で外交的な性格。生馬は穏やかでちょっと人見知りをしますね。でも汐宮先生にはなんだか最初から懐いているみたいだ」
そう言われたら、嬉しいものだ。これが女の双子だったら手に余ったかもしれないが、男の双子ということが気安く思えた。俺自身も男兄弟だからな。
「……サッカー、好きなのか?」
パジャマの柄がサッカーボールだったので、聞いてみた。
「うん! サッカー習ってるんだ」
「おれはキーパーだよ!」
「俺も高校時代はサッカー部でキーパーをしていた。今度パス練するか?」
「する!」
「する!」
「じゃあ大きい公園に連れて行ってやろう」
父親が練習に付き合えないだろうから、たまに相手をしてやる大人が必要だろう。
そう思って双子と約束をしたのだが、その後ろから叶恋の両親がニヤニヤと見ていたことに俺は気づいていなかった。