【おまけ追加】塩対応の汐宮先生は新人医局秘書にだけ甘くとける
「ねぇ、お父さん運転できるようになるの?」
「お父さん、運転できるようになるの?」
「できるかもしれないんだって! 楽しみだね。先生にありがとうって言わないとね。汐宮先生本当にありがとうございます!」
「先生ありがとう~」
「先生ありがとう~」
「いや、俺は医者として知っている知識を言っただけです」
何も大したことを言ったわけではない。治療行為をしたわけでもないのだ。
それでも両親や双子が喜んでいるので、話ができてよかったと思う。
しかしもう十時をとっくに回っている。まだ小学生だろうに、寝なくていいのだろうか。
色違いのパジャマを着ているから、風呂は済ませているのだろう。
何度見ても顔は似すぎていて、見分けがつからんな……。
「ちなみに、全く同じ服を着たら、どっちがどっちと見分けがつくんですか?」
母親に問うてみる。
「プッ! 当たり前じゃないですか」
「おれが司馬で」
「おれが生馬だよ!」
「司馬と生馬…………見分け方、教えてくれるか?」
「赤いズボンが司馬で、紺のズボンが生馬だよ!」
いや、それじゃパジャマを脱いだらわからないじゃないか。
俺が困っていると、父親が助け舟を出してくれた。
「お父さん、運転できるようになるの?」
「できるかもしれないんだって! 楽しみだね。先生にありがとうって言わないとね。汐宮先生本当にありがとうございます!」
「先生ありがとう~」
「先生ありがとう~」
「いや、俺は医者として知っている知識を言っただけです」
何も大したことを言ったわけではない。治療行為をしたわけでもないのだ。
それでも両親や双子が喜んでいるので、話ができてよかったと思う。
しかしもう十時をとっくに回っている。まだ小学生だろうに、寝なくていいのだろうか。
色違いのパジャマを着ているから、風呂は済ませているのだろう。
何度見ても顔は似すぎていて、見分けがつからんな……。
「ちなみに、全く同じ服を着たら、どっちがどっちと見分けがつくんですか?」
母親に問うてみる。
「プッ! 当たり前じゃないですか」
「おれが司馬で」
「おれが生馬だよ!」
「司馬と生馬…………見分け方、教えてくれるか?」
「赤いズボンが司馬で、紺のズボンが生馬だよ!」
いや、それじゃパジャマを脱いだらわからないじゃないか。
俺が困っていると、父親が助け舟を出してくれた。