〜Midnight Eden〜 episode2.【蛍狩】

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JKビジネスは売る方も買う方も悪い

「買う大人」はいなくならないよね

父親は教育委員会の幹部だって?自分の娘の教育もまともにできないのに教育委員会幹部とか呆れる

女の子も結果を想像していない

数万円で見知らぬ男と二人で会う約束をする未成年も頭おかしい。自業自得。

性行為強要して断られたからって殺す男もヤバい。女も肉体関係を強要されないと思っていたのだとしたら馬鹿。っていうか、世間知らずだね

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 どこで情報が漏れたのか知らないが、香菜が未成年者集団自殺で自殺した少女をいじめていたとの書き込みもあり、天罰が下ったと吐き捨てる人間もいる。

コメントの書き込みを見る限りは誰も命を奪われた香菜に同情していない。

 この世が本当に因果応報ならば、正論であっても無闇に人を誹謗中傷する人間達にも何らかの天罰が下るだろう。
正論は時として鋭い刃になって自身に斬りかかる。

『井上香菜はいじめをまったく反省していなかったらしい。あげくに援助交際だ。被害者に同情はできない。だけど小山さんの気持ちは複雑なんだよ。あの時、大人が正しい道を示してやればって後悔してた』

 高校生は善悪の区別のつく年齢だ。いじめも援助交際も世間的には善《よ》からぬことだと、香菜も認識していたはず。
自業自得と中傷されても仕方ないと美夜には思えた。

        *

 小山真紀が井上香菜と対面したのは今年の初め。未成年者集団自殺事件で自殺した少女に関係した人物として、香菜を聴取した時だ。

香菜は聴取の最中でも片時もスマートフォンを手放さず、大人を小馬鹿にした少女だった。
しかし先ほど写真で見た少女の死に顔には、生前の生意気さは跡形もなかった。

 長年刑事をしていれば別件の事件関係者と最悪の形で再会することもしばしばある。天井を見上げて彼女はひとつ深呼吸をした。

直後に響いたノックに応えると、部下の神田美夜が扉の隙間からこちらの様子を窺っていた。

「なにー?」
「10時半に捜査会議を始めるから第二会議室に来てくれと一課長が……」
「うちに帳場が立ったのね。何の事件か聞いてる?」
「いいえ。ただ、所轄の刑事が何人か来ているようです」
「所轄との合同捜査か。それ系の事件最近あったかな……」

ティッシュでさっと拭った目元にはまだ悲愴の形跡が残っていた。美夜は真紀の涙に気づかないフリをしてくれている。
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