殺人容疑をかけられた悪役令嬢の真実。
(私は、まだレンデル様のことを何も知らない)

 外からの得た情報や噂話ぐらいでしか彼がのことを知る機会はなかった。

(これから知っていけるかしら? レンデルの本当の性格や本心とか)

 しかし、今はそんなことを考えている暇はない。
 セレスティンは、そう自分に言い聞かせて事件の真相を解いていく決心をするのだった。

 その後、キャサリンと生活をすることになったセレスティン。
 何処で情報が漏れるか分からないので、とりあえずレンデルとシャノン以外には警戒することに。
 メイドと執事長でも明らかに信頼出来る人だけに正体を打ち明けていない。それ以外は子供らしく演じ分けた。
 レンデルとシャノンは二人の時以外は『キャサリン』と呼ぶ。
 魔塔から貰った薬は、効果が切れるまで1日程度。
 だが、まだ未完成品なので効き目の影響によって早く切れることもあると言われる。
 そのため屋敷の中で厳重に注意を払い摂取する。

 そんな時にカトリーヌの葬儀が行われると知らせが届く。偉大な聖女の死だから派手に行われるだろう。
 本当なら身を隠している以上は出ない方がいいのだが、セレスティンは1つ気になることがあった。それはカトリーヌに首を絞められた跡があったことだ。
 発見された時はナイフで胸を刺された状態だったが、セレスティンが見た時は、確かに絞殺だった。つまり誰かが偽装したことになる。
 そのことをレンデルに話すと驚いていたが、確認した方がいいと言ってくれた。
 レンデルも皇室として出席する権利はある。それを利用して、セレスティンもついて行くことにした。
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