大嫌いな王子様 ー後編ー
グイッ
へっ!?
急に腕を引っ張られて、体が後ろに倒れそうになった。
「…コイツになんか用?」
少し上から聞こえる声。
私、、、とうとう空耳まで聞こえるようになっちゃった!?
だって、そんなわけないから…
そう思ってゆっくりと斜め上を見る。
「あき…」
そこには暁斗くんがいた。
え、なんで!?
意味わかんない。
聞きたいこととかわからないこととか、とにかく色々あり過ぎで頭がパニックになる。
「あれ…もしかして彼氏さん?」
「えっと、ちが…「だったらなに?」
はぁー!!??
仮にもあんた、私をフッたよね!?
「ふーん…まぁ別になにも心配しないでよ。単純に友達になれたらって思っただけだから」
そう言って男の子は歩きだした。
「あ、あの!!すみませんでした!!色々教えてくれてありがとうございます!!」
男の子はこっちを見てニコッと笑った。
「お互い無事合格してたら、敬語なしな〜」
結局名前はわからないまま。
男の子は帰っていった。
なんていう、良い人。。。
・・・・・・少しフリーズをしたが、今の状況をもう一度把握し直した。
「えっと…なんでここにいるの…?」
「…散歩」
は?
「ちゃんと答えて」
「だから散歩だって」
コイツ…
「なんであんなことしたの?」
「あんなこと?」
「さっき…私を引っ張って……会話止めたじゃんか。。」
あんなことされたら、また期待してしまう。
「…別に……」
久しぶりに見る暁斗くんの顔。
久しぶりに聞く暁斗くんの声。
そして、さっき掴まれた腕から感じた温もり。
ヤバイ…泣いちゃいそう。
「あ…暁斗くん、もう彼氏じゃないよね?あんなことされたら…友達も減って困るんだけど」
ほんとはこんなこと言いたくない。
(まぁ、せっかく友達が出来そうなのに阻止されるのはキツイけど)
暁斗くんが少しイラついたような、でも悲しそうな表情をした。
「悪かった…もうしないし、おまえの前にも来ないから」
こんなことを言わせたいんじゃない。
せっかく話せる機会が出来たのに…
絶対逃しちゃいけない機会なのに…
「気をつけて帰れよ。飯田に送らせるから」
グイッ
今度は私が暁斗くんの腕を引っ張った。
「なによ…それ。ズルイよ。ズルすぎるよ!!私がどれだけ辛いか…」
会いたくてたまらない気持ちを押し殺してきたのに、こんな風にいきなり現れて
「なにもちゃんと話してくれなくて…嫌いになったなら…」
掴んでた腕のそでをぎゅっと握った。
「頑張って直すから…嫌いなところを全部教えてよ……」
もう一度好きになってほしいから
「私は…今でも暁斗くんが……大好きです」
言えた、自分の気持ち。
それと同時に崩壊した私の涙腺。
なにも言わない暁斗くん。
やっぱり…迷惑だったよね?
私が泣いてるせいと、暁斗くんのかっこよさで周囲には人が集まりだした。
「…来い」
そう言って暁斗くんが私の手を握った。
久しぶりに繋ぐ手。
その温かさだけで、さらに涙が込み上げる。
門の前で待っていた飯田さんが待っていた。
「あとで連絡する」
「かしこまりました」
そう言って車には乗らずそのまま歩いていく暁斗くん。
少ししてたどり着いたのは、大きな公園。
人気の少ないところにあるベンチに座る。
・・・・
歩いている時から続く沈黙。
「あの…」
耐えられず話しかけてしまった。
でも、この先に続く言葉が出てこない。
さっき告白的なことをしてしまって、そこからなにも返事が聞けてない。
まぁ、この沈黙が答えで改めてフラれたってことなんだろうけどね。。
「さっきは…悪かった」
ようやく口を開いてくれた。
「俺にあんなことする権利なんてないのにな」
まぁ、仮に彼氏であってもしない方がいいような…??(友達を作ることを妨害するのは)
なんて、心の中で少し呑気にツッこんでしまった。
「困らせるだけってわかってるけど…言いたいから言っていい?」
左隣に座る暁斗くんの横顔を見る。
その横顔すらかっこよくて見惚れてしまう。
私は「うん」と言った。
暁斗くんがこっちに向く。
「いおの嫌いなところなんて、あるわけないだろ」
決して“好き”とは言われていない。
なのに、なんで…こんなに嬉しいの。
優しく笑ってくれているせい?
暁斗くんの声のトーンが優しいせい?
ううん
私が大好きなせいだ。
「だけど…俺じゃいおを幸せに出来ない」
ドクンッ・・・
「それってー…」
暁斗くんが立ち上がる。
「もう2度とさっきのようなことはしない。ほかの人と……」
どんな言葉が続くのか、検討はついている。
聞きたくない。
暁斗くんは言葉に詰まったように、その続きを言おうとしない。
「暁斗くん、私はー……」
ヴーッヴーッ
私の言葉を遮るようにスマホのバイブ音が聞こえた。
私は入試で電源を切ったままだから、恐らく暁斗くんのだ。
ヴーッヴーッ
しばらくしても鳴り続けるバイブ音。
「暁斗くん…出た方が。。。」
「…チッ」
面倒くさそうに電話に出た暁斗くん。
「…あ?まぁ…いるけど」
相手は誰だろ?
チラッとこっちを見る暁斗くん。
「うるせぇよ!わかったって。かわるから」
そう言ってスマホを私に渡した。
「理香から」
へっ!?
急に腕を引っ張られて、体が後ろに倒れそうになった。
「…コイツになんか用?」
少し上から聞こえる声。
私、、、とうとう空耳まで聞こえるようになっちゃった!?
だって、そんなわけないから…
そう思ってゆっくりと斜め上を見る。
「あき…」
そこには暁斗くんがいた。
え、なんで!?
意味わかんない。
聞きたいこととかわからないこととか、とにかく色々あり過ぎで頭がパニックになる。
「あれ…もしかして彼氏さん?」
「えっと、ちが…「だったらなに?」
はぁー!!??
仮にもあんた、私をフッたよね!?
「ふーん…まぁ別になにも心配しないでよ。単純に友達になれたらって思っただけだから」
そう言って男の子は歩きだした。
「あ、あの!!すみませんでした!!色々教えてくれてありがとうございます!!」
男の子はこっちを見てニコッと笑った。
「お互い無事合格してたら、敬語なしな〜」
結局名前はわからないまま。
男の子は帰っていった。
なんていう、良い人。。。
・・・・・・少しフリーズをしたが、今の状況をもう一度把握し直した。
「えっと…なんでここにいるの…?」
「…散歩」
は?
「ちゃんと答えて」
「だから散歩だって」
コイツ…
「なんであんなことしたの?」
「あんなこと?」
「さっき…私を引っ張って……会話止めたじゃんか。。」
あんなことされたら、また期待してしまう。
「…別に……」
久しぶりに見る暁斗くんの顔。
久しぶりに聞く暁斗くんの声。
そして、さっき掴まれた腕から感じた温もり。
ヤバイ…泣いちゃいそう。
「あ…暁斗くん、もう彼氏じゃないよね?あんなことされたら…友達も減って困るんだけど」
ほんとはこんなこと言いたくない。
(まぁ、せっかく友達が出来そうなのに阻止されるのはキツイけど)
暁斗くんが少しイラついたような、でも悲しそうな表情をした。
「悪かった…もうしないし、おまえの前にも来ないから」
こんなことを言わせたいんじゃない。
せっかく話せる機会が出来たのに…
絶対逃しちゃいけない機会なのに…
「気をつけて帰れよ。飯田に送らせるから」
グイッ
今度は私が暁斗くんの腕を引っ張った。
「なによ…それ。ズルイよ。ズルすぎるよ!!私がどれだけ辛いか…」
会いたくてたまらない気持ちを押し殺してきたのに、こんな風にいきなり現れて
「なにもちゃんと話してくれなくて…嫌いになったなら…」
掴んでた腕のそでをぎゅっと握った。
「頑張って直すから…嫌いなところを全部教えてよ……」
もう一度好きになってほしいから
「私は…今でも暁斗くんが……大好きです」
言えた、自分の気持ち。
それと同時に崩壊した私の涙腺。
なにも言わない暁斗くん。
やっぱり…迷惑だったよね?
私が泣いてるせいと、暁斗くんのかっこよさで周囲には人が集まりだした。
「…来い」
そう言って暁斗くんが私の手を握った。
久しぶりに繋ぐ手。
その温かさだけで、さらに涙が込み上げる。
門の前で待っていた飯田さんが待っていた。
「あとで連絡する」
「かしこまりました」
そう言って車には乗らずそのまま歩いていく暁斗くん。
少ししてたどり着いたのは、大きな公園。
人気の少ないところにあるベンチに座る。
・・・・
歩いている時から続く沈黙。
「あの…」
耐えられず話しかけてしまった。
でも、この先に続く言葉が出てこない。
さっき告白的なことをしてしまって、そこからなにも返事が聞けてない。
まぁ、この沈黙が答えで改めてフラれたってことなんだろうけどね。。
「さっきは…悪かった」
ようやく口を開いてくれた。
「俺にあんなことする権利なんてないのにな」
まぁ、仮に彼氏であってもしない方がいいような…??(友達を作ることを妨害するのは)
なんて、心の中で少し呑気にツッこんでしまった。
「困らせるだけってわかってるけど…言いたいから言っていい?」
左隣に座る暁斗くんの横顔を見る。
その横顔すらかっこよくて見惚れてしまう。
私は「うん」と言った。
暁斗くんがこっちに向く。
「いおの嫌いなところなんて、あるわけないだろ」
決して“好き”とは言われていない。
なのに、なんで…こんなに嬉しいの。
優しく笑ってくれているせい?
暁斗くんの声のトーンが優しいせい?
ううん
私が大好きなせいだ。
「だけど…俺じゃいおを幸せに出来ない」
ドクンッ・・・
「それってー…」
暁斗くんが立ち上がる。
「もう2度とさっきのようなことはしない。ほかの人と……」
どんな言葉が続くのか、検討はついている。
聞きたくない。
暁斗くんは言葉に詰まったように、その続きを言おうとしない。
「暁斗くん、私はー……」
ヴーッヴーッ
私の言葉を遮るようにスマホのバイブ音が聞こえた。
私は入試で電源を切ったままだから、恐らく暁斗くんのだ。
ヴーッヴーッ
しばらくしても鳴り続けるバイブ音。
「暁斗くん…出た方が。。。」
「…チッ」
面倒くさそうに電話に出た暁斗くん。
「…あ?まぁ…いるけど」
相手は誰だろ?
チラッとこっちを見る暁斗くん。
「うるせぇよ!わかったって。かわるから」
そう言ってスマホを私に渡した。
「理香から」