落ちこぼれ悪魔の扱い方
「私、これからどうなるんですか?」
二人は一瞬視線を見交わせた。その微妙な間が、美弥の恐怖を増幅させる。
「あはは、も、もしかして、口封じとか? まあ、そんなわけないですよね。だって親父一人で、じゅ、十分じゃ……」
「静かにさせろ」
大柄な男が言うが早いが、若い男が何か銀色に光るものを美弥の喉元に突き付ける。
サバイバルナイフだ。折り畳み式の。
いつの間に、と思ったが、よく考えたらそれくらい準備していて当然か。
美弥は改めて現状に目を向け、戦慄した。
口封じは否定されないし、躊躇なく刃物は向けられるし。
これ、やっぱり殺される……!
全身ががたがたと震えだす。
今度は、止めようと思っても止められない。
「私、親父からは何にも聞いてないです。おたくの情報なんて全然知りません」
気付けば、命乞いのようなことを口走ってしまっていた。
カルト教団なんかに屈しないと息巻いていたのに、実際拐われたらこの体たらくだ。
与崎の言っていたことは、間違いじゃなかった。
罪悪感に苛まれ、美弥は絶望的な表情で喉元のナイフを眺めた。
二人は一瞬視線を見交わせた。その微妙な間が、美弥の恐怖を増幅させる。
「あはは、も、もしかして、口封じとか? まあ、そんなわけないですよね。だって親父一人で、じゅ、十分じゃ……」
「静かにさせろ」
大柄な男が言うが早いが、若い男が何か銀色に光るものを美弥の喉元に突き付ける。
サバイバルナイフだ。折り畳み式の。
いつの間に、と思ったが、よく考えたらそれくらい準備していて当然か。
美弥は改めて現状に目を向け、戦慄した。
口封じは否定されないし、躊躇なく刃物は向けられるし。
これ、やっぱり殺される……!
全身ががたがたと震えだす。
今度は、止めようと思っても止められない。
「私、親父からは何にも聞いてないです。おたくの情報なんて全然知りません」
気付けば、命乞いのようなことを口走ってしまっていた。
カルト教団なんかに屈しないと息巻いていたのに、実際拐われたらこの体たらくだ。
与崎の言っていたことは、間違いじゃなかった。
罪悪感に苛まれ、美弥は絶望的な表情で喉元のナイフを眺めた。