落ちこぼれ悪魔の扱い方
しかしその疑問は、すぐに解消された。
というのも与崎と他数人の悪魔は、明らかに他の悪魔と待遇が違ったからだ。
彼らに共通することは、男性であることと、痩せてひょろっとした体型であること。
与崎と彼らは、しょっちゅう一人ずつ個別に呼び出された。
どこか薄暗い、怪しい雰囲気のする狭い部屋。
男はそこに与崎を呼び出すと、まずお酌をさせる。
それから粘っこい視線で与崎の全身を舐め回すように見ながら、美味そうに酒を飲むのだった。
与崎にはその時間が苦痛で堪らなかった。
なんで、俺がこんな変態の酒の肴にされなきゃいけないんだ。
気持ち悪い。
個室から解放されて再び大部屋に戻されると、枷を付けられているのになぜか心地よい解放感に襲われた。
それほどまでに、あの男の存在は与崎の中で脅威になっていたのだった。
夜、消灯時間を過ぎた暗い部屋で、与崎は独り唇を噛みしめた。
いつになったら解放されるのだろう。
この部屋から。
そして、この仕事から。
部屋を支配する沈黙の中に溶け込むため、与崎は出かかっていたため息を何とか飲み下した。
というのも与崎と他数人の悪魔は、明らかに他の悪魔と待遇が違ったからだ。
彼らに共通することは、男性であることと、痩せてひょろっとした体型であること。
与崎と彼らは、しょっちゅう一人ずつ個別に呼び出された。
どこか薄暗い、怪しい雰囲気のする狭い部屋。
男はそこに与崎を呼び出すと、まずお酌をさせる。
それから粘っこい視線で与崎の全身を舐め回すように見ながら、美味そうに酒を飲むのだった。
与崎にはその時間が苦痛で堪らなかった。
なんで、俺がこんな変態の酒の肴にされなきゃいけないんだ。
気持ち悪い。
個室から解放されて再び大部屋に戻されると、枷を付けられているのになぜか心地よい解放感に襲われた。
それほどまでに、あの男の存在は与崎の中で脅威になっていたのだった。
夜、消灯時間を過ぎた暗い部屋で、与崎は独り唇を噛みしめた。
いつになったら解放されるのだろう。
この部屋から。
そして、この仕事から。
部屋を支配する沈黙の中に溶け込むため、与崎は出かかっていたため息を何とか飲み下した。