紅葉の告白
10月に、楓と付き合い始めて、1カ

月。あの日以降、私は体調が悪くな

ることもなく、ただただ、幸せな

日々を送っていた。まるで、満開の

紅葉のように。

でも、幸せはいつも突然崩れてい

く。紅葉が枯れていくように。

11月に入ると、私は度々学校を休む

ようになり、病院にいる時間の方が

増えていった。自分では理解してい

るつもりだ。これは、私の死期が近

いのだと。
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