優しくしないで、好きって言って
約束の証





 ドキドキと心臓がはち切れそうなほど、大きく拍動を刻んでいる。


 私は今、自室のベッドの上に座っている。

 そしてその左隣には、瑛大も。

 他に理由はない。ただ約束の答えを聞くため、だ。


 だけど瑛大は、さっきから何も言わなくて。


「……ねぇ。そろそろさ、教えてよ」


 この状況に痺れを切らした私は、意を決してその言葉を吐いた。

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