優しくしないで、好きって言って

「〝これがある限り、俺の気持ちは変わんないから〟って、その証として、七瀬に見せたかったんだ」


 トクンと心臓が跳ねた。


 ──そんな大切な物を私は受け取っていたんだ……。


 瑛大がこうして変わらない想いを誓ってくれていたなんて、全く知らなかった。

 このペンダントにそんな大事な意味があったなんて、考えもしなかった。

 まだ信じられないくらいに、嬉しくて嬉しくてたまらない。

 瑛大の想いを今、痛いほど身に沁みて感じるんだもん。


「……これで、俺が言いたかったこと全部。伝わった?」


 その問いかけに、私は深く頷く。

 想いを込めて、何度も。

 すると、


「ほんとは、七瀬が婚約承諾してくれたら開けようって決めてたのにな」

「……え?」


 サラリと届けられたその言葉に、一瞬時が止まった。


「じゃあ、どうしてあの時……」


 約束の答え合わせをするなんて言ったの……?


 疑問を抱えながら私がぽつりと呟くように訊ねると、瑛大はふっと声を洩らして笑った。


「あの日……俺が親父さんに言った言葉、本気だって立証したくなった。……それだけ」

「……っ」


 ──ああもう、この男はなんなんだ。

 どれだけ夢中にさせたら気が済むのよ。

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