優しくしないで、好きって言って

 ……なにこれ。

 心臓が、今までに感じたことのないくらい激しく動いてる。

 でも……それもしかたないよね。

 目の前の瞳が、いつになく真剣に私を見てる。


「絶対守るから。いつかその時が来たら、俺と結婚してくれますか?」


 ──ドクン。

 最後の一撃が、私の瀕死の心臓をど真ん中に撃ち抜いた。

 答えはもちろん、この一つだけ。
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