日陰令嬢は常に姿を消して生活したい~あれ?私って転生者?陰から皆さんをお守りいたします。
改めて主と向き合った私達を見て、陛下がひっそりと口角を上げた。それにアメリアだけが気づいていた。心底安心したと言った様子の陛下だが、それをアメリア意外に悟られないよう、すぐに唇を引き結んでいた。国のトップとなる者は不要に感情を露わにしてはならない。この人はいつだってこの国全体の未来を民達を思っている。しかし今ぐらい我が息子、一人の未来を案じ、喜び、安堵しても良いではないか。
私は陛下に視線を向け、意味ありげに微笑んだ。
それに気づいた陛下が、くくくっと心底楽しげに声を漏らした。
「アメリア嬢にはかなわんな」
「おっしゃる意味が分かりかねます」
私は心底分からないと言った様な演技をすると、陛下が大きな声で笑い出した。
「アメリア嬢、それに影達よ。改めてこの国の未来のため、息子達を頼んだ!」
威厳のあるその声に、私達はバッと膝を付き頭を垂れた。
「はっ!この国のため、忠誠を誓います」
私の決意に、後ろにいた影達も声を揃えた。
「「「「忠誠を誓います」」」」