拳から恋
「へへっ、花蔭……お前もちっとはいい面してきたな」
「人は見かけによらないね。大人しそうな顔してめちゃ強とか、ギャップってやつかな。僕も楽しみだよ。ね、雅」
話を振られた白鳥くんだが、なんだか浮かない様子。
あ、名前呼びのせい?
「……おれは別に、総長とかいいんだけど。勝手にSにされてサボれるからここにいるだけだし」
冷めたような口振りに、風間くんが立ち上がった。
「んだよ毎度毎度」
「……これも恒例でしょ、巽。雅が月終わりにやりたくないオーラ出すのは」
「そうだけどよ」