Summer Love
第一章
始まりは💕
💕
「まだ粘るのか?」
「もちろん!!」
「もう無理だ」
ピシャリと言い放つ。
「勝ち目はないぞ?
続けて何になるってんだ」
容赦ないことは、理解してる。
だが断言しなければ。
「いいかげん、諦めてくれよ」
孕んだ風が、足元を掠める。
「もう売り上げ、上がらないんだろ?」
サラサラとした、電子音が鳴り響く。
「お洒落商店街に戦いを挑む?
立て直せるわけない。
引き揚げよう。
な?」
「でも……まだ、貯金はあるからさ。
夫の為に続けたいの!!
時間をちょうだい!!」
ライターをあぶる。
煙をわざと吐き出した。
母親である、「柊綾子」。
一回決めたことは、絶対に曲げない。
実家である海の家「クローバー」。
お父さんが亡くなった故だろう。
綾子は店を閉めようとしない。
「思い出」という安易な理由でだ。
借金までしてやる必要あるか?
「だから、手伝ってほしいって事よ」
「手伝う?」
「人手呼ぶにもお金がかかるのよ。
そこのところお願いよー。
高校教師、有給ぐらい出るでしょ?」
サッカー部の輩が目の前を走ってきた。
裏校舎なのに、集団練習をしてる。
顧問がルートを変えたのだろうか。
「まだ粘るのか?」
「もちろん!!」
「もう無理だ」
ピシャリと言い放つ。
「勝ち目はないぞ?
続けて何になるってんだ」
容赦ないことは、理解してる。
だが断言しなければ。
「いいかげん、諦めてくれよ」
孕んだ風が、足元を掠める。
「もう売り上げ、上がらないんだろ?」
サラサラとした、電子音が鳴り響く。
「お洒落商店街に戦いを挑む?
立て直せるわけない。
引き揚げよう。
な?」
「でも……まだ、貯金はあるからさ。
夫の為に続けたいの!!
時間をちょうだい!!」
ライターをあぶる。
煙をわざと吐き出した。
母親である、「柊綾子」。
一回決めたことは、絶対に曲げない。
実家である海の家「クローバー」。
お父さんが亡くなった故だろう。
綾子は店を閉めようとしない。
「思い出」という安易な理由でだ。
借金までしてやる必要あるか?
「だから、手伝ってほしいって事よ」
「手伝う?」
「人手呼ぶにもお金がかかるのよ。
そこのところお願いよー。
高校教師、有給ぐらい出るでしょ?」
サッカー部の輩が目の前を走ってきた。
裏校舎なのに、集団練習をしてる。
顧問がルートを変えたのだろうか。