キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
「あ、ありがとう……すごく嬉しい」

「うん……!」

「三日後、多分ひいばあ様がこっちに来る。その時に一緒に説得したいんだ」

「わかった……!」


正直あの人に認めてもらうのは難しいと思う。メイドと主人のルールもあるし……。

だけど、理人くんとなら全部全部、乗り越えていける気しかしないんだ。


「……純粋に、思いを伝えたら大丈夫かな」


そう聞くと、理人くんは黙ってしまった。


「……今まで、ずっと厳しく教育されてきた。はいばあ様は、うちの家柄にしか興味がないんだ」

「そっか……」


もしかして、理人くんが女嫌いで周りに冷たいのって……理事長のせい、なのかな……?

いや、私がいなくなったことって噂されてたけど……。



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