キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
「な、何あれ……!!誤解だよ!」

「そうよね……二人で出かけるなんて、会長が許すとは思えないもの」

「あ……う、うん……」


冷や汗をかき始める。いくらわけがあるからとは言え、昨日出かけたのは事実だ。


「……待って、何その顔。もしかして本当に二人で出かけてたの!?」

「そ、それにはわけがあって……!!決して浮気とかじゃないよ!?」

「詳しく教えて、誤解解かないと本当にまずいわよ……!」

「わ、わかった!」


私は焦りながらも、ちゃんと美来ちゃんにここまでの経緯を教えた。

ちずくんとは、誤解から暇つぶしで出かけていたこと、そしてちゃんと理人くんにプレゼントを買うという目的もあったこと。


< 157 / 185 >

この作品をシェア

pagetop