キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
その後1限目が始まるも、私は完全に上の空。

先輩と私が付き合ってるって、きっと何かの嘘だろうけど……。

それでも、勘違いされてしまった以上これから肩身が狭くなるとしか思えず、困っていた。



そして、何も頭に入らずにお昼休みの時間を迎える。



「……あ、キミ」

「……?はい?」


ふと、教室の入り口の方に視線をやった時、理人先輩が男子生徒に話しかけているのが見えた。

その瞬間、ゾゾゾゾ……と嫌な予感が私の身体を蝕む。


「そこの席の、桃宮さん呼んでくれる?」

「わ、わかりました……!!」



駆け寄ってたクラスメイトくん。


「会長が呼んでるよ桃宮さん!!」

「えぇ!?あ、ありがとう教えてくれて……」


ひとまずお礼をして、体制を比較しながら先輩の方へと駆け足で向かっていく。


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