キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
と……その時だった。

ガチャリと屋上のドアを捻る音がして、扉が開く。


そこには、またしても覆面を被っていて、まさかのうちの高校の制服を着た男女複数人がいたのだ。


「……え、えっと……演劇か何かですかねっ?理人先輩」

「あはは、まさかそんなことが」


くすくす微笑みあったのち……走ってきた男の腕を掴んでその勢いで地面に投げ飛ばした。

理人先輩も護身術などは心得ているらしく、うまく対処をしている。

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