キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。
「ふふ、あはは……ごめん、ちょっと疲れてたみたいだよ」

「そ、そうですか……?それってだいぶやばいんじゃ……」

「ううん、嬉し涙だから忘れて。それより、他のものもちょっともらっていい?結構量あるみたいだし」

「ぎくっ……は、はい……」


結構食べる私は、そこら辺の人が食べる量よりちょっと多い……。だから、先輩に分け与えられるぐらいのものがあるのだ。

お箸もよく手を滑らせて落としてしまうから、予備のものを用意している。

その箸を先輩に渡すと、なんとも複雑そうな顔をしていたがそんな理由は知らない。


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