キラキラ王子様は最強女子にご執心らしい。

第六話

走って走って走って、たどり着いたのは裏庭の花壇だった。

そこには、なぜだか未来ちゃんがいて。


「玲奈……!?顔真っ赤にしてどうしたの?会長には会えなかった?」

「えっ……な、なんで理人くんと会ったこと知って……」

「君呼び!?一体何があったの、全部話して!!」


私は、あったことを未来ちゃんに……話すことにした。

夕日くんを口実に理人くんと会わなかったこと、そして……私は、彼に恋をしてしまったのではないかと。


「なによなによ!いいじゃない!!」

「で、でも……」


私と理人くんは、あくまでメイドと主。恋をすることなんて、許されないし……。

そもそも、理人くんにはあの写真の女の子がいるから……。




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